なぜ、トイレ掃除か。
「トイレには、それはそれはキレイな女神様がいるんやで」
10年前に流行ったトイレの神様
会社のトイレは自分が毎日掃除していると話していた先輩。
そして、3年前に入院した病室の洋式トイレに「必ず座ってご使用ください」と貼紙がしてあり、それが習慣となった事。
自分の排泄物でトイレを汚し飛び散っても、何も考えずに、そのままトイレを出る「トイレは汚いもの」という観念。
自分がふと気が付いたことは、そんなトイレを掃除してくれている人がいて、それを継続的にキレイに保つように使う人もいいて、そこには昨年いただいた絵ハガキに書かれている5つの言葉と繋がりがあるという事でした。
・謙虚な人になれる
・氣づく人になれる
・感動の心を育む
・感謝の心が芽生える
・心を磨く
基本は、お互い様、おかげ様に繋がっていくと思っています。
気運が上がるから自分のためにトイレ掃除を始めたとしても、続けていくうちに、不思議と使ってくれる他者のためとの意識に変わってくるのです。そして、次に使う人のためにキレイに使おうという気持ちも出てきます。
こういう気持ちのやり取りが、思いやりであり、エチケットだと思えるのです。
今回の新型コロナの影響で、今までとは全く違った生活習慣や経済活動が社会の基本ルールになって行くかも知れません。
しかし、そんな中で、私たちは自国ファースト・自己ファーストを大声で唱える先導者の言動がこれからのグローバルスタンダードだと思っていいのでしょうか?
私たちは何のためにあるのかをよく考え、この難局を乗り越えて新しい生活様式の中で生きていかなければなりません。
私たちは、そこで何が大切になるのかを人の良識としてうすうす感じていると思います。
そして、それに気を気付かせてくれるひとつの手段がトイレ掃除ではないかと思う今日この頃です。