茶道とものづくりの道
若いころ先輩の会社を訪ねた時の事、その先輩は満面の笑顔で私を事務所に迎い入れ、テーブルを囲んで陶器の茶碗に抹茶を点ててくれました。
点てていただくお茶は、その時が初めての経験で、作法は気にしなくていいよと言われながら緊張して飲んだ抹茶の程よい温かさと思ったより苦くなくまろやかな味だった事を今でも覚えています。
この度、自分をゆるめるお抹茶時間「美心茶禅」の河野先生と御縁をいただいたこともあり、アミリールサロンにお招きして自分らしくしなやかに人生を楽しむフリースタイルの茶を学ぶ機会をいただきました。
先生は、「心が穏やかになれる時間」を一人ひとりが少しでも増やしていくことで平和な社会に変化する 日本を優しさ溢れる平和な社会にしていくことを目指しています。の言葉通り、型や流儀にこだわり過ぎると「心が穏やかになれる時間」が何のための時間なのか本末転倒であると感じ、基本最低限で我々一般の素人も体験のできる「美心茶禅」を広めていらっしゃいます。
そのお話の中で印象的だったのは、お茶を点てる時の動作は「交差したり上をくぐってはいけない」、お茶をかき混ぜる時には「心から美味しくなれと願う」
これは、ものづくりにも当てはまる事、「動作に無駄がない」「心をこめる」そして、安らかな心で「使う人の笑顔を思い浮かべる」
ものづくりの現場は日々多忙な業務に追われていますが、このことをいつも心がけて笑顔の見れる商品づくりをしています。
そして改めて、人の温もりを感じることのできる商品をご提供できるように精進していきたいと思いました。
尚、「美心茶禅」栃木駅前のアミリールサロンにお越しいただくと「心が穏やかになれる時間」もご提供させていただきます。
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