平成から令和に向けて
平成最後の一週間、考えてみると私は昭和後半の23年間と平成の全て30年間を生きています。
人生の成熟期を平成とともに歩んできました。
「国民とともに日本国憲法を守り、国運の一層の進展と世界の平和、人類福祉の増進を切に希望してやみません」という明仁天皇のお言葉とともに厳粛な面持ちで平成が始まりました。
平成元年の1989年、私は結婚を1年後に控えた23歳、これという目標もないまま家業に入り、地元の消防団に参加しながら大人の仲間入りを自覚しはじめた頃でした。
当時は厳しい先輩に叱られ、イヤイヤ愚痴を溢しながら参加していた消防団も最後は部長まで体験させていただき退団した15年間で教えてもらったことは、現代のスパルタやハラスメントの問題が良いか悪いかは別として、徴兵制のない日本での地域の消防団活動は、命令系統の厳守を基本とする厳しい組織運営は緊急の火災現場で作業する団員の生命を守るために不可欠なこと、それと同時に地域を守るという精神から「自分の地域や国を愛する」事でした。
1995年には、Windows95が発売され一気にコンピューターが自分の生活に入ってきたことも記憶しています。
青年会議所で、パソコンを使った初めてのペーパーレス会議の設営と運営を体験させてもらい仲間と毎晩遅くまデータ整理と資料作成をする中で自然とパソコンの使い方や利便性を感じ業務効率の向上を実感しました。
それから25年平成が終わろうとする現代、これほどまで「ITによる文化革命」の大きな波が来るとは思いませんでした。
そして令和。
この「ITによる文化革命」の大波が私たち人類にどのように影響するのでしょうか。
何となく感じる事は、令和は平成以上に「人としての品格と尊厳」に重きをおくべき時代のはず、でも大国のリーダーが唱える「自国ファースト」
には愛国心を超えた強いナショナリズムを感じ恐ろしいです。
「人としての品格と尊厳」
日本は人を大切にする国、令和での日本の心構え。
そして「ひとを美しく 社会を明るく」
小林縫製工業は、ただの縫製屋ではなく人の課題を解決する会社になることが令和での心構え。
人のため、社会のために着実に歩を進めましょう。